ママプラグと学ぼう 講座・イベント情報
【終了/報告】◼︎杉並区東高円寺◼︎2014年9月20日◼︎防災ピクニック講座◼︎
杉並区東高円寺にて、知ろう小児医療 守ろう子どもたちの会 代表阿真京子さんからのお声がけで、救急×防災 はじめの一歩講座のファシリテーターをさせて頂きました。
前半は杉並区和田堀診療所所長の樫尾先生からの救命救急講座、途中阿真さんからの子どもの病気についてのお話があり、後半部分をママプラグが担当しました。
普段のアクティブ防災講座でも、救命救急と防災、更には子どもの病気を知ることは切っても切れないものだとお伝えしている中、このような機会は大変重要かつ必要であると実感しています。
一見、別問題のように感じられますが、アクティブ防災では、「子どもの生きる力を伸ばす」が大きなテーマの一つともなっています。子どもの命は自分で守る、とほとんどの保護者の方は思われて当然です。
しかし、実際大災害に見舞われた時、近くに居られなかったら?やはり子どもとはいえ、自分で自分を守ってもらうことが必要です。それには、まず、「子どもを普段からよく観察し、何が出来て、何が出来ないのかを理解すること」がとても大切ですよね。また、子どもの病気に関しての基礎知識を持つことは、例えば、災害時に我が子がいつもと違う様子…でも病院は混乱していてとてもじゃないけど命に別状のない子を連れて行けそうもない、
あるいは断られてしまった場合に冷静に対応できるか否かの大きな別れ道となります。いずれにせよ、我が子を普段からよく見て、触って、子どもの「今」を知っておくことが大切なのですよね。
本当に素敵な講座となりました。
会場も、アットホームな雰囲気で、終始和やかにお話できました。
参加者は皆様小さなお子さまの育児真っ只中!賑やかな声が響き渡っていました。まず、皆さんに普段の防災について聞いてみると、やはり「しようとは思っててもなかなか…」という方がほとんど。そこで、避難リュックの備え方を中心に、いくつか「マイ防災を考えるポイント」をお伝えしました。
⚪︎我が家のニーズを考えること
→マニュアル通りではいざという時、役に立たないかも?子どもは何人いますか?家族構成は?アレルギー、メガネ、常備薬、または高層マンションにお住まいの方は?我が家のニーズを考える事で、備えも自然と考える事ができます。
⚪︎とっさの行動をシミュレーションしてみてください
→夫との連携は?子どもの預け先との連携は?自宅の安全スペースは?実際の行動パターンを想像し、家族で共有することが大切です。
⚪︎避難リュックの備え方
→少し不便な場所に、バックパックで旅行することを考えてみてください。自然と自分の生活に必要な物が見えてきます。防災バッグはイメージつきにくい方も、旅行と考えれば意外と簡単。その際も、なかなか避難物資としては届きにくいもの、
☆サイズのあるもの(下着、オムツなど)
☆女性が特に必要なもの(ナプキン、尿もれパッド、携帯ビデなど)
☆我が家の家族が必要なもの(哺乳瓶、ミルク、離乳食、おもちゃなど)
をポイントにすると良いかもしれません。
また、長期に渡ってライフラインが止まると、温かい食事は身体だけでなく、心にも必要になってきます。
☆非常食を見直しましょう。
結局食べない保存食を備えるなら、普段から食べられる美味しいレトルトや缶詰を備えた方が良いのでは?
発熱するフードや、美味しい山ご飯などが沢山あります。
アウトドアショップでは、発熱グッズも多く見られます。
☆一つで何役もこなせるアイテムを揃えましょう。
食品ラップや、ペットボトル、段ボールなどはそれ以外にも用途が沢山あります。暖をとったり、衛生を保つなど、家族で一緒に考えてみましょう。
それ以外にも、ハイゼックス炊飯袋で炊いたご飯を試食して頂いたり、実際に、ファシリテーターが持参したリュックをお子様を抱っこしたまま背負ってもらうなどの体験もあり、短い時間ではありましたが、防災スイッチがオンになって頂いたかなー?と期待しています。
11/1にも荻窪で同講座を開講します。どんな情報交換ができるか、今からとても楽しみです!
(冨川)